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小学生が覚えるべき英単語は? 身につく勉強法も解説!

更新日:2023.06.26

公開日:2023.06.26

小学生が覚えるべき英単語は? 身につく勉強法も解説!

2020年4月から小学校でも英語教育が必修化されました。しかし、英単語を覚えさせることを重視したものではありません。英語の必須技能である「読む」「書く」「聞く」「話す」を身につけるには、しっかり英単語を覚えておく必要があります。そこで、本記事では小学生が覚えなければならない英単語を紹介し、英単語を身につけるための勉強方法も解説します。

頻出の英単語を覚えよう!

文部科学省作成の高学年用英語参考図書「We Can!」では、640個の英単語が記載されています。こちらの参考図書では可愛らしいタッチのイラストとともに、簡単で実用的な英単語を楽しみながら覚えられるように工夫されています。たとえば、6年生用のものでは、先生に英語で自己紹介してもらったうえで、似顔絵やわかったことを英語で書くというゲームのような覚え方が可能です。

すべてのページがイラスト入りになっているため、漫画を見ている感覚で飽きにくくなっています。勉強しているというより英語クイズをしているように学べるので、こちらの参考図書内にある英単語を発音や意味、スペルも含めて覚えやすくなっています。また、同程度の質や量の英単語集が市販にもあるので、そちらを使用することも可能です。以下でさらに詳しく紹介していきます。

1-1.頻出の英単語を覚えよう!

名詞 488個

小学校の英語学習においては、卒業するまでに600~700語の英単語を授業で取り扱うように指導されています。そのうち490個弱(8割程度)は名詞です。数字や〇月、〇曜日など日常で使用できる基本単語が主ですが、発音やスペルが難しいものが含まれているので注意しましょう。たとえば、水曜日「Wednesday」の発音はwénzdei(ウェンズデイ)ですが、スペルではWensdayではなく、dやeが入ったWednesdayと書きます。木曜日「Thursday」の発音はθə́ːrzdei(サーズデイ)ですが、こちらもSarsdayではなく、thurを使用したThursdayです。

ちなみに、同じ「サ」と発音するものには土曜日「Saturday(サタデイ)」や日曜日「Sunday(サンデイ)」があります。しかし、これらの単語の発音は同じ「サ」という発音でもそれぞれ発音が異なり、土曜日は「sǽtərdèi」、日曜日は「sʌ́ndei」です。こういった違いについても意識して覚えていくようにしましょう。名詞の英単語を覚える際には季節や方角、色、身体の部位、動物などジャンルでまとめると効率がよいです。小学校で学ぶ英単語の名詞は抽象的なものがないので、イラストを使用して目で確認しながら覚えるのも効果的な方法です。

動詞 41個

動詞は動作を表現する言葉で、小学校時点で学ぶものは少ないですが、英文の練習をするのであれば覚えておくほうがよいでしょう。まずは、動詞の原形のスペルをしっかり書けるようになることが大切です。動詞は3人称単数現在形、過去形、現在分詞形、過去分詞形など語形が変化するため、原形をしっかり覚えていなければ混乱してしまいます。be動詞は、主語が何かによって使い分けすると理解しておくことが大切です。一人称単数であれば「I am(私は)」ですが、一人称でも複数になると「We are(私たちは)」になります。過去形になると、「I was」「We were」に変わるので、このあたりはセットで覚えておくと便利です。

日常で出てくることが多い「eat(食べる)」は「ate(過去形)」「eaten(過去分詞形)」と不規則変化します。しかし、「feel(感じる)」は「felt(過去形)」「felt(過去分詞形)」となり、過去形と過去分詞形はスペルも発音も同じです。

形容詞 46個

形容詞は状態を表現する言葉で、こちらは小学生で習う範囲は多くありません。ただ、英会話において、物事の様子を説明する際には重要になるものです。goodやnice、wonderfulなどの類義語、bigとsmall、longとshortなど対義語、天気など特定状況(sunny、cloudy、rainyなど)はセットで覚えるのが効果的といえます。たとえば、「hot(熱い、暑い、からい)」「cold(冷たい、寒い)」などが挙げられるでしょう。

形容詞のなかには似ていることから、間違えやすい英単語もあります。例を出すと、「excited(興奮した)」「exciting(興奮させる)」です。こちらはexcitedのほうがどちらかといえば受動的な印象になります。「I'm so excited!(すごく嬉しい!すごく楽しい!など)」「It's an excting ride!(これ、すごく楽しい乗り物だよ!)」といった使い方をしますが、「I'm exciting!」と間違った使い方をしてしまう人は非常に多いです。

その他 65個

簡単な英語の文章を構成する際には名詞、動詞、形容詞などが必要ですが、そのほかにも重要な品詞があります。動詞や形容詞を修飾する「副詞」、言葉と言葉の関係を表現する「前置詞」、主に主語や目的語として使われる「代名詞」といったものが挙げられます。代名詞とはIやYou、He、Itなどです。

そのほか、あいさつや応答として使用する間投詞、つなぎ言葉の接続詞もあります。これらは単語単体では覚えにくい傾向があるため、英会話や英文として覚えておくのがおすすめです。たとえば、日本語でも帰る際には「バイバイ」と言うことがありますが、こちらは英語でもそのまま「ByeBye(báibái)」と使用されています。カジュアルな言い方ですが、子どもだけではなく、大人も使う言葉です。

中学生になったら差がつく英単語学習

小学校で扱われている英単語以外に、中学校以降で学ぶものを先取りして学習しておくと差がつきます。特に、中学校・高校で英語にかける学習時間は非常に多いことから、小学校の間に単語をあらかじめ学習しておくことで負担を減らして成績アップにつなげることが可能です。そこで、おすすめの英単語学習法について紹介します。

小学校で扱わない英単語を自主的に覚える

市販の中学生用テキストを購入して英単語学習をするのは、効率がよいのでおすすめです。ただし、なかなか自主的に勉強するのは強い意思がなければ難しいかもしれません。そのため、英和辞書やスマホの英単語辞書などを使って、日ごろから身のまわりの英単語を調べる癖をつけるのがおすすめです。子どもだけにさせるのではなく、親も一緒に調べながら子どもに習慣づけると将来的に役立ちます。また、興味をもって自分で調べた単語については記憶に残りやすいです。

たとえば、料理が好きな子どもならば、調理器具の英単語を楽しく覚えられるでしょう。たとえば、計量カップはアメリカでは「measuring cup」、イギリスでは「(measuring)jug」です。調べて覚えたら、子どもと一緒に料理をしながら調理器具や使用する具材などを英語で言うクイズを出すのも楽しいでしょう。

英検合格を目指して単語を学ぶ

英検合格を目指して英単語を学習するのもひとつの勉強方法です。英検合格という具体的な目標があるほうが学習効率も上がりやすいため、まずは英検5級合格を目指してみましょう。英検5級は、単語力をつければ合格できる可能性が高いです。英検5級に出てくる英単語数は600語前後で、数字だけ見れば非常に多いと感じるかもしれませんが、毎日コツコツと覚えていけば(たとえば、1日10単語ずつなど)しっかり身につけられます。英単語を覚えれば、リスニングやリーディングで文章全体を理解できなかった場合でも、単語から大体の内容を理解して回答することも可能です。

英単語だけではなく、さらに文章読解、簡単な英作文、リスニング練習も行えば、小学生でも英検3級以上の合格も期待できます。合格したら次の段階に合格と、成功体験を積むことで子ども自身が英語力に自信を持てるようになります。一度覚えた英単語も、数日後にもう1度テストしてみるなど確実に覚えられるようにするのがポイントです。

2-2.英検合格を目指して単語を学ぶ

小学生でも身につく! 英単語の勉強方法

小学校中学年頃は、まだ自分に合った勉強法が確立していない子どもがほとんどです。そのため、母国語ではない英単語学習に苦労することも多いかもしれません。そこで、こちらでは小学生でも身につけやすい英単語の勉強法を紹介します。

フォニックスを習得する

アルファベットを習得しても、英単語のスペルを見ただけで発音がわからないケースは少なくありません。アメリカ・イギリスなど英語を母国語とする国では「フォニックス」で英語学習をしています。フォニックスは英語スペルと発音の間にある法則を学び、英語の正しい発音などをマスターすることが可能です。その結果、初めて見た英単語の発音がわかったり、発音を聞いてスペルを推測したりできるようになります。

具体的には、フォニックスではアルファベットを「エー、ビー」のように発音しません。Aは「エア」、Bは「ブ」、Cは「ク」と発音します。そのため、フォニックス式アルファベットで覚えると、たとえば、B(ブ)、I(イ)、G(グ)の3つを組み合わせると「Big(ビィグ)」という発音であることが簡単に理解できます。フォニックスの学習教材は市販でも購入可能です。ただ、より正確に習得するためには英会話教室などで選任講師の指導を受けたほうが確実といえます。

3-1.フォニックスを習得する

声に出しながら書き取りをする

英単語のスペルを覚えるためには、漢字学習同様に自分で繰り返し書く練習が必須です。子どもが英単語を見て覚えようとしているときは、口や手も使うほうが、目で見るだけよりも覚えやすくなることを教えてあげましょう。単語に限らず、英語学習においては音読が基本です。黙って書いているよりも、声に出して読んだほうが記憶の定着率が高まります。

新しい英単語が出てきたら、まず書いてスペルを覚え、次に声に出して発音してみるという流れを作りましょう。発音については、英単語を検索すると辞書などでネイティブ英語話者による正しい発音を聞けるので、そういったものを活用して覚えるのもおすすめです。英単語学習で声に出して覚える習慣を身につけておけば、将来的な英語学習に役立つでしょう。

テスト形式も取り入れる

たとえば、漢字学習であれば漢字検定の合格を目標にすれば、勉強のモチベーションアップにつながる人は多いのではないでしょうか。それと同じで、子どもの性格差もありますが、単語テスト帳やドリルを活用して勉強したほうが集中できる場合も多いです。埼玉女子短期大学では英語力向上に単語テストが有効なのかどうかという研究を行っており、TOEICを使って実験しています。それによると、英単語力が高い人はTOEICにおいても高い点をとることができており、英語力をのばすためにボキャブラリーを増やすことが有効であるという結果です。

また、スマホやタブレットのアプリを利用して、ゲーム感覚で取り組むのもよいでしょう。テスト形式で目標の設定をしたり、適度に負荷をかけたりすることは勉強の成果を出すためのポイントといえます。テストをする度にノートに点数を記録しておけば、徐々に点数があがっていったときに自信につながると同時に、モチベーションになるのでおすすめです。

簡単な英文の中で単語を覚える

ある程度、英単語が身についてきたら、英文を読みながら単語を覚えていくのがおすすめです。英単語だけで覚えるよりも、英文のなかで覚えるほうが記憶に定着します。覚えたい英単語を含んでいる簡単な英作文を書いたり、リスニング・スピーキングのなかで慣らしたりしましょう。英文を使って単語力を伸ばしたい場合は「例文で覚える中学英単語・熟語1800」を使ってみるのもおすすめ。こちらに記載されているのは中学レベルの英文ですが、1つの文章内に複数の英単語が含まれています。そのため、1つの英文を覚えれば、複数の英単語をまとめて覚えることが可能です。1~5のレベルに分かれており、徐々にステップアップできるので無理なく学習できます。

子どもが長続きするやり方を模索する

個人差がありますが、小学生の場合、なかなか勉強を継続させるのは難しいです。英語以外の勉強をしたり、習い事に通ったりする子どもは少なくありませんし、友だちと遊びたい気持ちもあるでしょう。また、子どものうちは飽きっぽさもあるので、その子どもにあった勉強法を親が見つけてあげることも大切です。そのときのやる気にかかわらず、英単語の学習を継続させたいのであれば、英語教室に通わせるのもよいでしょう。

やる気スイッチグループの英会話教室「WinBe」では、前述したフォニックスを取り入れた英語学習ができる専用のコースを用意しています。フォニックスコース以外にも、ネイティブ講師がレッスンを行う英会話コースもあり、正しい英単語の発音を身につけることが可能です。また、AIを使ったアプリ学習とコーチングによって、読む、書く、聞く、話すの4技能を伸ばすことができるFun Kids Englishコースもございます。

3-5.子どもが長続きするやり方を模索する

小学生のうちに英単語マスターを目指そう

小学校での英語教育が必修化しましたが、内容的には難しいものではありません。まだ余裕がある状態ですので、今から多く英単語を覚えて中学や高校での英語学習での負担を減らし、有利になるようにしましょう。WinBeではフォニックスで効果的な英単語学習が可能です。まずは英語学習の相談や無料体験に参加してみましょう。

執筆者:子ども英語・英会話教室WinBe コラム編集部